【加古川 不動産買取】古民家を相続したらどうする？古い家の適切な対処方法を解説！

古民家の放置が危険な理由

古民家の放置は非常に危険です。古民家をそのままにしておくと主に以下3つの問題が発生します。

倒壊する危険がある

古くなった家屋を放置すると老朽化が進み危険です。定期的に風を通さなければ屋内に湿気や結露がたまり、木材の腐敗や金属部分のサビが発生します。脆くなった家屋は、地震や豪雨など災害発生時に倒壊する可能性が極めて高いです。

特定空き家に認定されて固定資産税が増額になる可能性がある

古民家を放置すると、特定空き家に認定される可能性があります。特定空き家の認定は、自治体が近隣に危険を与えると判断した空き家に対して行われる仕組みです。

特定空き家に認定されると、固定資産税の軽減措置が受けられず、従来の6倍（都市計画税は3倍）もの税金を納めなければなりません。

近隣住民への被害が考えられる

手入れされていない古民家は、近隣住民を危険な目に遭わせる可能性もあります。草木が生い茂った古民家の場合、サルやハクビシンなどの獣害が発生したり、大きな蜂の巣ができたりしてトラブルになりかねません。また、不法侵入も懸念されます。古民家の放置は自身だけでなく、周囲をも巻き込む深刻な課題です。

古民家を相続した際の悩みと対処法

古民家を相続した場合の相談先がわからない、費用の発生が心配というケースが少なくありません。

相談先としては、空き家がある自治体や、空き家の管理・活用についてアドバイスを行うNPO法人があります。相続後に、誰も住まないとわかった時点で相談するのがおすすめです。費用について不安を抱える場合も、まずは相談してみてください。

相続の手続きがどの程度進んでいるか（登記上の変更や管理する人の決定等）によって取るべき行動が異なりますので、専門家のサポートを受け、早い段階から対処することをおすすめします。

空き家になる可能性がある物件を健在の両親や親族が保有している場合、事前に話し合い遺言状を作成しておくと効果的です。元気なうちにご本人の希望を聞き準備しておきましょう。

古民家の活用方法

古民家・空き家に資産価値がある場合、活用方法として下記3つの選択肢があります。

• 売却
• 貸出
• 空き家バンクへの登録

資産価値がある場合は、不動産会社で相談・買取が可能です。また、クリーニングを行ったうえで賃貸物件としても活用できます。賃貸の場合も、不動産会社のサポートを受けながら手続きを行いましょう。

また、貸出の選択肢として空き家バンクがあります。古民家を保有する方と、移住やセカンドハウス購入を検討する方を自治体がつなぐサービスですので、積極的に活用するのがおすすめです。

古民家・空き家は住んでいた人々の思い出がたくさん詰まっており、なかなか手放せないケースも少なくありません。しかし、放置すると近隣住民に迷惑をかけたり、後々大きなトラブルを引き起こしたりします。不動産会社をはじめ専門家のサポートを受けて、早めに対処することが大切です。